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Project Story 02
日本板硝子社の基盤を支える
グローバルなガラスメーカーとして知られる日本板硝子社。その情報システムを支えているのが、NDBの硝子ソリューション事業部です。支援内容は多岐にわたり、企業活動を根底から支えている責任とやりがいがある、重要なプロジェクトに取り組んでいます。
※NDBは、NTTデータビジネスブレインズの略称です。

どんなプロジェクト?

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Microsoft 365の活用支援

・クラウドサービスであるMicrosoft 365の保守

・Microsoft 365の活用促進

・業務効率化、DX推進に向けた取り組み

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基幹システムの保守・運用

・20年近く稼働している基幹システムの維持管理

・システムの安定的な稼働に向けたサポート

・業務改善を目的としたシステムの改修、更新

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グローバルでの支援

・マレーシアの法改正に合わせた基幹システムの改修

・法的要件に基づき調査の上、要件を定義し実装

・ユーザーへのデモンストレーション実施

プロジェクトメンバー

K.T.

硝子ソリューション事業部 テクニカルサービスグループ Global Serviceチーム 課長
1997年新卒入社
K.T.

大企業の子会社ならではの環境の良さに魅力を感じて入社する。管理職としてチームワークを何よりも大切にしており、常にアイデアを出し合って協力しながら課題に取り組むようにしている。夫婦で旅好き。計画の段階から旅行を楽しむ。お酒も好きなので、旅先の蔵元を訪ねておいしい日本酒を味わっている。

A.T.

硝子ソリューション事業部 アプリグループ Business Service1チーム 課長
2001年新卒入社
A.T.

文系出身だが、スキルを身につけたいと考えてSEを志望。社員が楽しそうに仕事をしている姿に惹かれて入社を決める。技術者としてお客様を支えていくために、お客様の業務に精通することを心がけている。週末は小学4年生の息子の習い事に付き添って過ごす。熱心なタイガースファンで、社内の「猛虎会」のメンバー。

A.A.

硝子ソリューション事業部 SAP1グループ FI/COチーム ジュニアエキスパート
2022年新卒入社
A.A.

社風が自分に合っていそうなことや、柔軟な働き方ができそうなことに惹かれて入社。現在はリモートワークが基本で、出社は週1日程度。当たり前のことをおろそかにしないよう、仕事に対しては常に誠実に取り組むようにしている。歌うことが好きで、休日は近所のカラオケへ。最近はオンラインの社内英語レッスンで勉強も。

インタビュー

世界企業の業務を技術力で支える

日々の企業活動の根幹となるシステム、いわば“当たり前”の存在を支えることは、大きなやりがいや誇りであり、仕事の原動力でもあります。今回は日本板硝子社の基盤を支えるプロジェクトの一部を紹介します。

背景
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私は日本板硝子社の自動車用ガラスや高機能ガラスの管理システムと人事システムの保守・運用を担当しています。高機能ガラスというのは、“衝撃に強い”“断熱効果が高い”など特定の機能を持たせたガラスのことで、身近なところではスマホのディスプレイに使われるガラスなどがあります。製造現場を支えているシステムですから、万が一停止してしまうと大変なことになります。それこそガラスが出荷できないと自動車の製造も止まってしまいかねないので、サプライチェーン全体に影響を与える、重要なシステムを担っています。

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私が担当しているのは、クラウドサービスのMicrosoft 365です。使ってくださるユーザー様は日本板硝子社の全従業員の皆さんで、具体的にはコンテンツの管理や業務フローの提供、業務プロセスの自動化のサポートなどを行っています。Microsoft 365導入後、業務をより効率化できるように、具体的な業務内容からアプリを組み合わせて対応策を考えるなど、活用を推進しました。皆さんの日常業務に不可欠であるということが、自身のやりがいにもつながっています。

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私は基幹システムの財務・経理関係のモジュールを担当しています。A.T.さん、K.T.さんと同様、私も日本板硝子社に不可欠のシステムを任せていただいていることがやりがいです。特にお金にまつわるシステムですから、止まってしまうと取引先への支払いに影響が出たり、決算業務に支障が生じたりしかねません。責任は非常に重いです。

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トラブルが起きるのはごく稀なことですが、そうした場面でのA.T.さんの姿を見ていると、解決のために全力を尽くしている想いが伝わってきます。

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1秒でも早く復旧させなくては…と必死です。重要なシステムの日々の保守・運用を任せていただいているわけですから。大変ではあるけれど、大きなやりがいでもあります。

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A.A.さんは国内だけでなく、マレーシアの拠点でのプロジェクトも担当されていますよね。

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ええ。マレーシアの法的要件に対応するためにシステムの一部改修を行いました。前例がないプロジェクトだったため、チーム内に知見のある人はいませんでした。加えて、入社して初めて自分が主担当として携わったプロジェクトでしたのでプレッシャーはありましたが、予定どおりに完了できて大きな達成感が得られました。

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マレーシアは日本板硝子社の重要な拠点の一つですが、今後いっそうグローバル展開に力を入れていく中で、A.A.さんのようなケースは増えていくことでしょう。K.T.さんや私の取り組みも、日本板硝子社のDX化に不可欠のものです。重要な企業活動を支えているのは間違いありません。

日本板硝子社とは、まるで家族のように

NDBにとって日本板硝子社は親会社に当たりますが、そこにあるのは上下の意識ではなく、“家族”のような一体感です。ソリューションの提供に際しても、お客様というよりも“家族のために”という想いが、根底には強くあります。

背景
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私がプロジェクトを推進する中で感じているのは、いかにして制約を乗り越えていくかということです。例えば、日本板硝子社から「こういう機能を追加したい」という要望をいただくこともありますが、そのまま追加するとコストがかかり過ぎてしまう可能性があります。そのときに、ただ“できません”と断るのではなくて、「既存の機能をこう組み合わせるとどうなる?」「この部分をNDBで改修すればコストが抑えられるのでは」など、何とか別の提案ができないか、チームの全員で知恵を絞るようにしています。

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「何とかしたい」という気持ちは大切ですよね。

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ええ。せっかく期待して相談してくれているのだから、その想いに応えていきたいですよね。知恵を絞って応えようとするのは私たちの重要なミッションだと感じています。

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提案の際は、常に上司から「本当にお客様のためになっているのか、よく考えよう」と言われています。異常時には一刻も早い対応が求められますが、拙速は絶対にダメですね。トラブルが解消したと思ったら結局解消していなかったとなると、お客様にはさらにご迷惑をおかけしてしまいますから。お客様もそれは分かってくださっているので、トラブルの際に一緒に対応すると、難局を乗り越えた“仲間”という一体感が生まれます。

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シンガポールのプロジェクトで大変だったのは、法律に関連して政府から対応を求められたということで、納期に絶対間に合わせなくてはならないことでした。ところが事前の調査・準備に時間を要したため、作業時間は想定以上に短くなってしまったんです。それでも何とか間に合わせたときは、グローバルで情報システムを管理されているマネージャー様から「よく間に合わせてくれた」との言葉をいただきました。加えて、細かなところまで気を配ったシステムであることも評価いただき、嬉しかったです。

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グローバルの法的要件への対応の場合、一企業の都合で納期をずらせないことに加え、コミュニケーションが英語なのも大変ですよね。

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本当にそうですよね。A.A.さんにとっては初めてのプロジェクトでしたから、大きな成長も得られたでしょうね。

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ええ。日本板硝子社のご担当者様から「子離れしたような気持ちです」と言われたのが印象に残っています。

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お客様が、子どもみたいと思ってくださっているのはありがたいですね。

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親会社・子会社という関係から出た言葉というより、本当に家族の一員のように一体となって取り組んでいるから自然に生まれた感情なのでしょう。私も嬉しいです。

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日本板硝子社から寄せられる期待や信頼に、NDBが知見と技術で応えていく。結果としてお互いを高め合うことができる、対等で良い関係性だと感じています。

さらに信頼に応えていく

グローバル企業である日本板硝子社を、縁の下の力持ちとして当たり前のように支えているメンバーたち。これまで培ってきた信頼関係を糧に、さらなる貢献を目指していきます。

背景
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私が担当しているシステムは、長いものでは20年近くになります。何か相談事があればすぐにご連絡をいただけるような信頼関係は、私にとって大きな財産です。今後は日本板硝子社のDX化を強力にサポートしていきたいと考えています。

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私は、せっかくマレーシアのプロジェクトに参画させていただいたので、他の海外案件にもチャレンジしたいと思います。そんな気持ちから、最近では英語の勉強にも力を入れています。

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DX化はAIも必須で、AIを使った業務効率化への取り組みも注目されていますよね。ですから、私は今後、AI人材を育てることに挑戦していきたいと考えています。また、お客様の真のニーズを、しっかりと深掘りしていきたいですね。

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私も、お客様との会話の中でヒアリングしたことを、DXや改善につなげていきたいですね。自分のチームだけではできないこともあるので、他のチームとも連携したいと思います。

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私たちは取り組んでいる業務こそ異なりますが、日本板硝子社の全てを根底から支えているということは共通しています。培ってきた信頼に応えられるよう、これからも真摯に取り組んでいきたいです。

※社員の所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。