※NDBは、NTTデータビジネスブレインズの略称です。


どんなプロジェクト?

企画提案
・大手自動車メーカーよりCX向上の施策に関する相談
・他メーカーのCX領域におけるNDBの実績が高く評価される
・チームを組成してプロジェクトを立ち上げる

システム開発
・CX向上の複数システムを並行して開発し、リリース
・若いメンバーにも大胆にプロジェクト管理を任せる
・顧客接点の強化で新規見込み顧客の獲得に貢献

今後の展開
・CX領域のリリースはひとまず完了
・DX化による販売店の業務変革を推進する
・他メーカーからも相談があり、新たな提案活動へ
プロジェクトメンバー

ビジネスソリューション事業部 AMO1グループ 課長
2008年キャリア入社D.M.
当社の協力会社でSEを務めたのち入社。一緒に働きたい仲間が当社にいたことが、転職の決め手となった。プロジェクトマネージャーとして案件の発掘やメンバーのアサインなどを担当。メンバーが気持ちよく働ける環境づくりに力を入れている。趣味は海釣りと読書。特に歴史小説を好んで読む。

ビジネスソリューション事業部 AMO1グループ 課長代理
2012年キャリア入社J.T.
当社の協力会社でSEをしていた時に感じた、働きやすそうな社風に惹かれて入社。DX領域のシステム開発を担当。実直に、コツコツと仕事に取り組む姿勢を大切にしている。一番のリフレッシュ法は、大好きなお酒を楽しむこと。ビール、ハイボール、テキーラなど幅広く好む。

ビジネスソリューション事業部 AMO1グループ ジュニアエキスパート
2022年新卒入社M.O.
就活学生に対するフォローの手厚さに、人を大切にする社風を感じて入社を決めた。開発スケジュールの管理やベンダーとの調整などを担当。モットーは仕事を抱え込みすぎないよう、メンバーへ相談することをためらわないこと。趣味はK-POPで、土日はライブにも通う。

ビジネスソリューション事業部 AMO1グループ ジュニアエキスパート
2022年新卒入社N.N.
文系出身ながら、父親の影響でIT業界を志望。メーカー系のシステムを多く手がけている当社への入社を決めた。ベンダーの進捗管理などを担当。モットーは、一度学んだことはしっかり吸収すること。趣味は旅行で、近々北海道やタイを旅する計画を立てている。
インタビュー
入社1年目の社員もプロジェクトリーダーとして参加
NTTデータと協働し、D.M.さんたちは大手自動車メーカー2社にCX領域でのソリューションを提供してきました。その実績を高く評価されて、別の大手自動車メーカー(以下、X社)の案件を受託。CXの知見を活かしながら、事業部として初となる、自動車業界のデジタルマーケティング領域・DX領域を支援するプロジェクトがスタートしました。


私もD.M.さんと一緒に自動車業界への支援を行っていましたが、新規の顧客の開拓強化はどのメーカーにとっても大きな課題でしたね。X社も同様に、顧客との接点強化を狙っていました。

すでに自社の自動車を所有している層はもちろん、自動車や自社に興味はあるもののまだ購入には至っていない「見込み顧客」にアプローチしたいが、何をするべきかが分からない。そこで私たちに相談があったわけです。私たちが行っていることは「CX」と「DX」の2つの領域に大きく分かれています。CXでは顧客との接点を分析するデジタルマーケティングのための仕組みづくり、DXではそのための基幹をシステム化に取り組んでいます。

どちらも顧客体験の向上を目指す施策ですが、人を特定できなければ何もできません。なので、顧客の車に対するアプローチや購入に至るまでの「行動履歴」を情報として取れるようにすることが第一歩。その情報を、DX化によりデータとして管理し、販売店にも共有することで、顧客へのアプローチがスムーズに進むようになります。

そうしたサイクルを作り出すのが今回のプロジェクトの全体像ですが、その中で、開発するシステムやアプリなどに応じてプロジェクトが細かく分かれています。当初は5つくらいの案件が並走していましたが、どんどん広がっていきましたね。

私と、M.O.さん、N.N.さんはそうした案件のプロジェクトリーダーを任されました。私が担当したのは顧客が自動車の購入費用を自分で算出できる見積りサイトです。この頃、2人はまだ入社間もなかったですよね?

はい。私は入社1年目の7月にアサインされJ.T.さんのもとで勉強した後、チケット管理サイトの開発に携わりました。念願の開発に携われて嬉しかったです。新しいことにも臆せず取り組んだことで、成長と自信につながりました。

私は、リリース後のシステム全般の運用や改修対応を担当しており、協力会社の方を取りまとめながら取り組んでいます。機能要件の追加もありますが、システムが良くなったことが目に見えて分かり楽しいです。

若手にどんどん任せるのはNDBのカルチャーなんです。経験はなくてもポテンシャルは十分にあると信じているから、挑戦することで絶対に成長できると思っていました。

もちろん大きなトラブルが起きないよう、先輩がしっかりフォローしています。その中で技術者として自走できるように育てていくのが、私たちのミッションです。
グローバルとも連携し、スピーディにシステム開発
その他にも、見込み顧客との接点強化につながるシステムを続々とリリース。電子契約や補償に関するシステムなど、販売店側と一体となるシステムを導入していきました。プロジェクト成功に向けての一つの鍵となったのが、オフショアでの開発体制でした。


顧客接点向けの領域開発であるため、施策展開のスピード感が重要でしたから、次から次へと開発・リリースが求められました。苦労したのは協力会社の開発要員の確保でした。

そこでオフショア開発の体制を構築したわけですが、海外の技術者をマネジメントしていくことは簡単ではなかったですね。2人も苦労したのでは?

中国の技術者を管理するのは、やはり大変でした。皆さん穏やかな方ばかりでしたが、細かなニュアンスを伝えるのが難しかったですね。言葉で通じないなら図を描いて説明しようと、1日に何度もリモートでやり取りしたこともありました。

私は思ったほどストレスはなかったです。同じ技術者同士、相手の言いたいことは何となく分かるところがありますから。

リモートワークではなく、あえて出社しての開発にもこだわりました。

質問したいけれどわざわざ先輩に電話するのもちょっと…ということは案外多いものです。その点、出社だと先輩にすぐ質問できるから助かります。

協力会社とも直接話せるので、行き違いがなかったです。

もちろんリモートワークの方が捗るケースもあります。ただ、若手の育成という点ではやはり出社した方が効果的ですね。私たちも若手には、いつでも気軽に質問してほしいと思っています。
さらなる横展開を通じて、自動車業界での存在感を確かなものに
ここでは紹介しきれないほどの数々のシステムをリリースし、CX領域での取り組みは一区切りとなりました。現在は、販売店の業務改革につながるDX領域での取り組みを進めています。一方で、こうした取り組みに関心を持っていた別の大手自動車メーカーからもCX/DXについての相談があり、自動車業界全体におけるNDBのプレゼンスの高まりを実感させるプロジェクトとなりました。


事業部のクライアントとして、自動車メーカーは3社目になりました。広がればいいなと思っていましたが、本当に広がりましたね。

お客様の「CX領域でこんな機能が欲しい」というニーズにお応えしたところ、大変に喜ばれました。今までできなかったことが私たちのシステムでできるようになったと聞くと、大きな達成感が得られます。

私は開発そのものが好きなので、Web上で動いているシステムを見たとき、この裏側では私のつくったシステムが動いているんだと感動しました。

事業部としても元々、何か大きな軸となるプロジェクトを開拓したいと考えていたんですよね。そこにX社の打診をいただき、当社の事業の拡大という意味でもぜひ成功させたいと思っていたんです。
こうした実績が評価されて、別の大自動車メーカーからも相談が寄せられています。いわゆる横展開の可能性が広がりました。

シンプルに嬉しいですよね。自動車業界で私たちの取り組みが評価され、認められたことは、大きな喜びです。ぜひその期待に応え、自動車業界での存在感を高めていきたいと思います。どの自動車メーカーからも頼りにされる、そんなチームを目指します。

お客様と打ち合わせをして、私の提案したことが受け入れられるととても嬉しく思います。もっとお客様とコミュニケーションを取って提案していける技術者を目指します。

私は、協力会社の技術者の方に教わるところがまだまだあります。今後も多くの方に学びながら、技術力とマネジメント力のバランスの取れたプロジェクトリーダーを目指します。

自動車業界からの期待に応え、どんどん横展開していきたいですね。

NDBは技術志向の会社ですし、自分のやりたい技術があれば挑戦させてもらえる風土もあります。チャンスはいくらでもありますから、これから入社する皆さんもぜひ自分の取り組みたいことを見つけて、チャレンジしていただきたいと思います。
※社員の所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
元々は他の業界のCX領域に携わっていたところ、NTTデータから声をかけられ、自動車メーカーへのCX支援も行うようになりました。国内の自動車業界は、人口の減少やニーズの変化などにより販売台数の減少という課題に悩まされています。メーカー各社が新たな施策を模索する中、顧客との接点を強化するCX領域のソリューション提供に取り組んできました。その実績や、最新技術を活用しながらインフラ・アプリの両軸を一手に手がける技術力と体制が評価され、X社のプロジェクトにつながったんです。