当社は、NTTデータグループ会社の中でも、公共金融以外の法人分野を成長させようという戦略の元に設立された戦略的グループ会社です。
当社の設立によって「日本板硝子」は、NTTデータの協力を得て、更にITを積極的に活用し競争力を強化することができます。
そして資本参加した「NTTデータ」は、製造業向け市場の拡大を図ることができます。
さらに当社は、NTTデータとの協業によって、事業領域の拡大や技術力の共有を図ることが可能となりました!
三社それぞれが「新たな成長」を目指すために発足し、そのメリットを活かし成長を遂げてきました。
今後もNTTデータという強いブランド力を背景に、NTTデータおよびグループ会社それぞれの得意分野を活かす協業体制の元に成長していきます。
当社の主力パッケージ製品は、大手金融機関を始めとした2,500社に導入されている電子帳票システム Climber Cloudです。
電子帳票システムとは、帳票を紙に印刷するのではなく、電子化した帳票データをサーバに保存し、パソコン上でデータを加工したり、検索したりすることができるソフトです。
例えば、大手の金融機関などでは、月に数百種類の帳票が数百万ページ作成されます。
数百万ページの帳票を印刷するコスト、保管するコスト、各支店等に配布するコストは非常に大きなもので、企業によっては月に数百万円も使っているところがあります。
これを、当社の電子帳票システムで電子化すれば、これらのコストは大幅に削減されます。
この電子帳票システムは、日本で20種類以上販売されていますが、他社にはない強みを持つ当社の電子帳票システムは、多くの企業に採用され続けています!
「個人情報保護法」など情報セキュリティの観点から、利用権管理や閲覧/印刷ログの記録など、従来にないセキュリティ強化を実現しています。
帳票というのは、いろんなハードベンダ(IBM、富士通、NEC、日立、UNISYS等)ごとにその形式が違うため、それぞれに対応する必要があります。一部のハードベンダにしか対応できない帳票システムもありますが、当社の電子帳票システムは全てに対応しています。
現状に満足せず、幾度もバージョンアップを繰り返すことで、どこにも負けない機能・性能を実現しています。
当社の最大顧客である日本板硝子。あまりなじみがない会社かもしれませんが、住友財閥系の企業で、売上高約8,000億円・全世界に約25,000名の従業員を抱える世界トップクラスのガラスメーカーです。 皆さんが日頃、目にするガラス。ビルや住宅、乗り物など、生活のあらゆる場所にあるガラスを製造しています。
当社は、30年以上前に、この日本板硝子のシステム部門としてスタートしました。
過去から現在に至るまで、日本板硝子の情報システムを一手に構築・運用し続け、豊富なノウハウを蓄積しています。
日本板硝子所属のシステムエンジニアと当社のシステムエンジニアが密接に連携して協力することで、世界中のガラス工場のシステム開発や運用を日々行っています。
日本板硝子社の場合、ガラスの原料である砂を溶かし、成形し、ガラスの板を作ります。
その後、ガラスの板を切断・加工し、流通・施工後、はじめてガラスとして世の中に登場します。
このように複雑な過程をたどる製造業には、数えきれないほど多くシステムが作動しています。
非常に複雑な製造工程に対応できる特化した製造業系のシステム開発・維持運用における豊富なノウハウ。
これが、当社が長年蓄積してきた財産です。
このようなプロセス型の製造業は、ガラスメーカーだけではありません。
化学メーカー、製紙メーカー、食品・飲料メーカーなど、数多くの取引先企業があります。
当社のノウハウを発揮できるビジネスチャンスは、まだまだ豊富に眠っています。